Googleのパンダアップデート、それって何?
アフィリエイトとは、ざっくり言ってしまえば、何らかのテーマでブログやサイトを作り、記事に広告用のリンクを貼り付け、Google等の検索エンジンで狙ったキーワードで検索表示上位させて、アクセスを集めれば報酬が入るというものです。
ブログを作ること、記事を書くこと、広告リンクを貼り付けること、ここまでは誰でもできますが、問題はGoogle等でブログの記事が検索表示の上位を獲得できるかどうかです。
Googleの使命というか存在意義は、何らかの情報を求めて、様々なキーワードでGoogleを通して検索する人に対して、その人の役に立つ適切なサイトを表示することです。
そのために、Googleがしていることは、クローラーと呼ばれるプログラムで、膨大な数のサイトに入り込み、データを収集します。
その収集したデーターで、サイトを解析し、200以上もあると言われる項目をポイント付けし、点数の高い順に検索順位の上から表示させています。
Googleの評価ポイントが高いのは、他のサイトからリンクされている数が多いほど良いサイトとして認識されます。
ちなみに、私のメインブログは、数万個のリンクを獲得していますが、その結果、かなりのキーワードで検索結果上位表示を実現しています。
つまり、この副業ウォーカーの記事内容に感動で打ち震えた方が、その方のサイトから副業ウォーカーはいいよと紹介し、リンクを貼ってくれればGoogleの評価ポイントが高まるわけです。
ところが、何とかして自分のサイトが上位表示されるように悪知恵を働かせる人は、自分で数百~数千個のサイトを作り、それらのサイトから自分の上位表示させたいサイトにリンクを貼ります。これが、自作自演リンクとかサテライトサイトリンクと呼ばれる手法です。
また、リンクを販売する業者もおり、これらの業者からお金を払ってリンクを貼ってもらう方法もあり、これを有料リンクといいます。
また、知らない同士でも、不正リンク目的のサイトを通じてメール等で連絡を取り合い、相互にリンクを貼ることを相互リンクといいます。
もちろん、こんな手法で上位表示されたサイトの質があまり良くないのがほとんどです。つまり、検索した人の期待にそわないサイトです。
ほかにも、Googleを騙して上位表示させる方法は、ゴマンとあります。
2000年から2005年にかけては、アフィリエイトは、これらの不正な方法を使うと確実に儲かりました。
2000年から2010年にかけては、不正な方法で儲かることもあるという風に変わって来ました。
2010年以降は、これらの不正な方法では儲からなくなってきていると言われだしました。
Googleは、これらの不正に対して、総力を上げて対抗してきているのです。不正を行うサイトとGoogleの熾烈なバトルが展開されています。
さて、Googleのパンダアップデートですが、日本でも7月17日に発動されました。
パンダアップデートとは、不正なサイトに対抗して、インチキを見破る最新のプログラムが7月17日に実行されたということです。
今年初めには、ペンギンアップデートという不正対抗プログラムが実施されました。
これらが実行されると、自作自演リンクや有料リンクなどが見破られ、ペナルティとして、それらの不正サイトは、検索順位を大幅に下げられるか、最悪の場合は、Googleの検索結果に表示が拒否されるというサイトにとっては、息の根を止められる結果となります。
Yahooは、Googleの系列となっていますので、同時にYahooにも同じ結果が現れます。つまり、最悪、完全にインターネットから葬り去られることです。
私のサイト群も、一部パンダアップデートに捕捉され、順位が下げられました。私の場合は、他のサイトをコピーした文章がダメだったようです。
そこで、コピーした文章をオリジナルの私の言葉で書きなおすという作業に入っているわけです。
Googleは、ペンギンとかパンダとかいう名前を不正対抗プログラムにつけていますが、昔から不正サイトをブラック、真っ当なサイトをホワイトとインターネット界では呼んでいます。
ペンギンやパンダは、黒と白の動物ですが、Googleは、サイトの白黒を付けるという強い意志がこの名称で示されています。
もちろん、これらのプログラムは全世界で実施されており、アメリカではずっと前に実施され、上へ下への大騒ぎとなり、いつ日本には上陸するのかと固唾をのんでいたのが7月にいよいよ上陸してきたものです。
インターネット界最大の権力者であるGoogleに対して、アフィリエイターの一部ではGoogle様という言葉が自嘲的に使われています。
アフィリエイトをするということは、最早、以前のようにGoogleを騙す、つまり読者を騙すことではなく、真っ当な方法でしかできなくなってきた時代になってきたような気がしています。